こんにちは、「資格取得のための速読術」のコラムを執筆者している司法書士の久我山左近です。
例えば読者の皆様に質問をしてみて、もし出来たら欲しい能力に速読があると思います。また、今この記事を読んでいる読者の皆様の中には速読をマスターしようと試みて挫折した方も多いのではないでしょうか?
速読をマスターすると数分で一冊の本が読めて、受験や資格試験でも簡単に結果が出せる!そんな夢のような速読術ですが本当に速読なんて出来るのでしょうか?
インターネットなどでもインチキだとよく言われている速読ですが、本当のところはどうなんでしょうか?
さて、このコラムを執筆している久我山左近は速読術をマスターして当時2パーセントの合格率であった難関資格の司法書士に1年で合格いたしました。ですから速読自体が出来ないというわけではありません。
ただし、速読はコツのような部分と個人の適性の部分が大きいので、向いていない方は基本的にマスターすることがとても難しいスキルになります。逆に数時間程度の練習だけでもある速読を理解できるようになる方もいらっしゃいます。
今回のコラムでは、速読のテクニックについて、速読の初心者でも理解できるように久我山左近がわかりやすく解説いたします。
速読について興味がある方にとって、今回の記事はとても有益な内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。
速読術のマスターは受験や資格試験対策にとても有効な手段になります!
まず、速読をマスターするのに1番大きな適性は周辺視野の広さにあります。この文章を読んでいる読者の方は左端から右端までの文字が見えますでしょうか?スマホだと左右の文字が見える方もいらっしゃると思いますが、パソコンやタブレットだとかなり難しいかもしれません。基本的にそれが見えないと速読の適性とすると高いとは言えません。
速読に関しては今までの読書の読み方をスピードアップする訳ではありません。一般的な読書は文字を眼で追って頭の中で音にして文章を理解いたします。速読を簡単にいうと文章を読まないで見ただけで理解するスキルということになります。
そう言われても文章を読まないで見るだけでは何も内容がわからないというのが一般的な方の反応ではないでしょうか?
人間は意識できることではありませんが、普通に生活をしていても左脳と右脳と上手に切り替えて生活をしています。文章を読んだり友達との会話などの言語中枢は左脳、想像力やイメージ、歩いたり何か危険なものがないかのケアは右脳、また中心視野からの情報は左脳、周辺視野からの情報は右脳に入ります。
これらのことは、基本的に無意識の中で起こることで左脳と右脳のどちらかに入れるということは原則として意識して出来ません。文字は左脳が担当だということは赤ちゃんが文字を読み始めてから生きている年齢分の歴史がありますので、基本的にその処理の方法は簡単には変えられません。
人間の眼から入った情報には仕訳係のような存在があり、左脳と右脳のどちらに入れるかを判断いたします。ただ、この仕訳係の判断はご自身が管理することは出来ません。文章などの文字情報は基本的に左脳に入れるように仕訳係が管理していますので、右脳で処理する必要がある速読が難しい理由になります。
読まないで文章を見ただけで意味を取れと言われても出来ない理由がこれによるものです。インターネット上などでも書いてあることで、速読は斜め読みと同じだという意見もありますが、通常の読書と同じようにすべての文章をインプットできなければ受験や資格試験には速読を利用することは出来ません。
ですから、新聞の記事の内容を大雑把に把握するための斜め読みと、受験や資格試験でも利用できる速読術では大きな違いがあります。
速読をマスターするためには、まず文字が見えるようにする周辺視野の拡大、見えるようになった周辺視野の文字の意味を認識できるように認識できる領域の拡大、そしてそのスピードを高速化する作業になります。そして、もう1つしなければならないことがあり、今までは左脳にしか入らなかった文字情報を右脳に入れる作業になります。
今回の記事では、速読に関する初歩的なことをわかりやすく解説いたしました。今後の記事では実際に速読をマスターするためのドリルなども紹介していきたいと思います。
どうでしょうか、今回のコラム「速読は本当にできるの?受験や資格試験で速読は有効な方法なのか?」のテーマの解説は以上になります。
当コラムの運営管理をしている「資格取得のための速読術」では、速読に関する疑問や質問をいつでも受け付けています。ぜひ、お気軽に当サイトの無料相談を利用してご相談していただきたいと思います。
それでは、久我山左近でした。
コメント